容量の大きいSSDから容量の小さいSSDへのクローンコピー方法

はじめに
 1年前(2018年)に某BTOショップで買ったPCで、デフォルトで組み込まれたSSD。
 このSSDで謎のプチフリーズする現象がよく起きていたため、容量の大きいSSD(640GB)から別のSSD(275GB)へWindows10 OSを丸ごとクローンコピーして交換する手順を紹介します。
作業内容および前提条件

・容量の大きいSSDから容量の小さいSSDへクローンコピーを行う。

用意するもの
<ハードウェア>
・SATA+IDE HDD つなが〜るKIT USB light 【2,000~3,000円程度】
   →数年前に買ったものなので、現時点(2019年)は販売してないよう。
(※PCに余っているSATA接続インターフェースがあれば、正直買う必要ないかも)

SSDマウントキット

<ソフトウェア>

・EaseUS Partition Master Free 13.5【無償】

・EaseUS Todo Backup Home [試用版]【無償】

クローンコピー元のパーティション容量縮小

①クローンコピー元のSSDのディスク容量を確認する。

まずクローンコピー先のSSDが275GBと、クローンコピー元のSSD(640GB)より容量が少ないため、ボリュームを縮小してコピー先の容量に収まるようにする必要があります。

ディスク容量を確認するには、Windows10の[コントロールパネル]-[管理ツール]-[コンピュータの管理]を選択し、左メニューの[記憶域]-[ディスクの管理]を選択します。

ディスク容量

[Windows(C:)]の容量だけで、600GB程度あり、このままではクローンコピーできないため

縮小する方法は以下の通りです。

②ボリュームの縮小

Windows標準のディスク管理機能で「ボリュームの縮小」という機能があるのですが、私の環境では、275GB以内に収まりませんでした。

ボリュームの縮小

そこで以下のURLからボリュームサイズを縮小するためのソフトウェアをダウンロードして利用しました。

・EaseUS Partition Master Free 13.5【無料版】

Partition Master Free

[無料ダウンロード]を選択後、メールアドレスを入力し、[同意]にチェックをダウンロードする。

ダウンロードしたものをインストールします。

[今すぐインストール]を選択します。

インストール画面

[無料版をインストール]を選択します。

インストール画面

[今すぐ始める]を選択します。

インストール画面

クローン元のSSD(640GB)を選択し、[右クリック]-[サイズ調整/移動]を選択します。

パーティションサイズ調整

[パーティションサイズ]をクローン先のSSDに収まるサイズに変更します。

今回は、クローン先のSSDが275GBでしたが、実際にOSとして認識できるは、その9割程度なので

「250GB」として変更しました。

サイズ調整

操作がキューとして溜まるため、左上のメニューの[1つの操作を実行する]-[ディスク0のパーティションサイズ調整/移動]を選択します。

サイズ調整実行

[適用]を選択します。

適用

再起動を促す画面が表示されるため、[はい]を選択してOSを再起動します。

このあとOS停止、BIOS画面起動後に、パーティション変更処理が実行されます。

保留の適用

再起動後に再度ディスク管理画面を起動し、パーティションサイズが

変更されていることを確認します。(未割当の領域が増えていればOK!)

ディスク管理画面

クローン先へのコピー

クローン先へのコピーは、[EaseUS Todo Backup Home[試用版]」を使います。

下記、URLから[無料ダウンロード]を選択し、メールアドレス入力、同意へのチェックをしてダウンロードします。

・EaseUS Todo Backup Home [試用版]

todobackupダウンロード

[日本語]を指定し、[OK]を選択します。

todobackupインストール1

[Home 体験版を試す]を選択します。

todobackupインストール2

[同意]を選択します。

todobackupインストール3

[次へ]を選択します。

todobackupインストール5

チェックを両方外して[次へ]を選択します。

todobackupインストール4

[次へ]を選択します。

todobackupインストール6

[完了]を選択します。

todobackupインストール7

インストールした[EaseUS Todo Backup Home]を起動すると

以下の画面が表示されますが、[後で]を選択して次に進めます。

todobackupインストール8

左メニューの[クローン]のアイコンを選択します。

todobackupクローン1

ディスクを選択する画面が表示されるため、クローン元のディスクにチェックを入れ、[次へ]を選択します。(※この手順ではハードディスク0[640GB]を選択)

todobackupクローン2

今度はクローン先のディスクを選択しますが、その前に[高度なオプション]を選択します。

todobackupクローン2

[SSDに最適化]にチェックを入れ、[OK]を選択します。

todobackupクローン3

クローン先のディスクにチェックを入れ、[次へ]を選択します。(※この手順では、ハードディスク3[275GB]を選択)

todobackupクローン4

[実行]を選択します。

todobackupクローン5

確認画面が表示されるため、[はい]を選択します。

todobackupクローン6

クローン処理が実行されるため、しばらく待ちます。(※私の環境の場合、1時間30分程度かかりました。)

todobackupクローン7

SSDの交換とOS起動
 システムディスクとして利用していたSSDを外し、クローンコピーSSDと交換します。
 交換方法は、WEBにたくさん事例が紹介されているため省略します。
 そしてOSを起動すると特に問題なく起動してきました。
 (※結構、OSが起動してこない等あるようですが、私の場合は一発でOS起動しました)
 ただ一部エラーが発生したものもあります。内容は以下の通りです。
 ①Chromeのプロファイルが壊れた。
  → 再度Chromeのログインをし直して、OS再起動したら治りました。
 ②Officeライセンス認証がリセットされた。
  → 再度ライセンス認証をやりなおしました。
 ③OneDriveの同期ができない状態となった。
  →「個人用 Vault」のショートカット削除して、再度ログインしなおしたら復旧しました。
SSD交換後の効果
 交換前と交換後のSSD自体のスペックは以下の通りです。
 <交換前>
        ベンチマーク1
 <交換後>
       ベンチマーク2
 …ええ、スペックは悪くなっていますが、体感としては前のSSDよりスムーズに操作ができており、プチフリが解消され、全然快適になりました!
意外と簡単にSSD交換できたので、ぜひチャレンジしてみてください。

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